FAQ(航空身体検査)

耳抜き等の耳管機能について

【質問】
耳抜き等の耳管機能について質問です。
先日航空身体検査の模擬を受けた際、唾液を飲み込んで耳管の働きを確認する検査で結果があまりよくありませんでした。
花粉症等で結果が左右されると言われましたが、これは第一種基準では不適合になるのでしょうか。
花粉症やアレルギー性鼻炎を持ち合わせておりますが、薬の常用はありません。

【回答案】
航空身体検査マニュアルでは耳管機能につきまして、
1.身体検査基準 耳管機能障害がないこと
2.不適合状態  耳管狭窄症、耳管開放症
となっています。

ご質問者は唾液を飲み込む方法による耳管の開放があまりうまくいかなかったということですが、
航空身体検査指定医の判断により耳管狭窄症や耳管開放症が認められない限り、航空身体検査が不適合になることはありません。
耳管の状態が正常であれば航空身体検査は合格となりますのでご安心ください。

耳管を開放させる方法には一般的な唾液を飲み込み方法の他に、バルサルバ法(鼻をつまんで鼻から息を吐きだそうとする動作により耳管を開放させる方法)などの方法がありますので、一度耳鼻科の専門医にご相談されることをお勧めします。
また花粉症やアレルギー性鼻炎がある場合は航空性中耳炎になりやすい可能性もありますので、この点からも耳鼻科の専門医にご相談される方が良いと思われます。

なお自明のことではありますが、花粉症やアレルギー性鼻炎により耳や鼻の状態が時の飛行は避けていただくようにお願いいたします。

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