【質問】
慢性好酸球性肺炎について
約5年間、慢性好酸球性肺炎によりプレドニンを3mg/日服用しており、症状が出ない状態でコントロールできておりますが、プレドニンの服用は大臣判定になると聞いたことがあります。
そこで、プレドニンは何mg/日までなら第1種航空身体検査に合格するのか、また、これまで航空会社に採用された実績はあるのか、一般社会では好酸球性の病気を患っている人は少なくないと思うので、航空業界の現状を知りたく問い合わせさせていただきました。
お忙しい中大変恐縮ですが、ご教授いただけると幸いです。

【回答】
まず基礎疾患の慢性好酸球性肺炎、及びそのためにステロイドを使っていることから審査会になると思います。
プレドニンについて何mg/日までならという基準はないのですが、プレドニン維持量の5mg（体重によっては7.5㎎）と考えます。
5年間　プレドニン３ｍｇ/日で状態が落ち着いているので、審査会に必要な資料（ステロイドの副作用の有無の評価も含む）をそろえて申請できると思います。
慢性梗塞性肺疾患のひとつとなると思いますので、合併症としての気管支喘息がどうかという事、ステロイドが一般的にはゼロとなる可能性もあるので、どの時点で審査会に出すのかという事になりそうです。
ステロイドが終了していれば、呼吸機能が問題なく、「気管支喘息」が起こっていなければ条件付き適合ステロイドが少量であれば、呼吸機能が問題なければ、何らかの条件で適合また航空会社が採用するか否かですが、これは航空会社の判断ですから何とも言い難く、会社によってハードルが異なりますので、明確にお答えする事は出来ません。
採用の実績については、不明です。ただ、現時点では総じて初めから審査会の人を採用する会社は少ない感じがします。